ロングリリーフ
説明
ロングリリーフは、先発投手が序盤で大量失点したり故障したりして早い回に降板した際に、二回以上、ときには四回や五回といった長いイニングを引き継いで投げる救援投手の役割を指します。いわば「第二の先発」としてチームを立て直す存在であり、敗戦処理にとどまらず、味方打線の反撃を待ちながら試合を壊さずに粘り続けることが求められます。ロングリリーフをこなせる投手はスタミナと多彩な球種、打者との駆け引きに優れていることが多く、先発ローテーションへの昇格候補と見なされる場合も少なくありません。一方で、ビハインドの展開が続くチームでは登板機会が偏りやすく、精神的にもタフさが必要なポジションです。ロングリリーフが試合を落ち着かせている間に味方が逆転し、その投手に勝ち星が転がり込むケースもあるため、スコア上は目立たなくてもシーズンを通じた貢献度は非常に高い役割と言えます。監督にとっては、先発の早降板に備えて誰をロング要員としてスタンバイさせるかが、ローテーション全体を運用するうえで重要なポイントになります。そのため、ロングリリーフの安定感はチームの底力を支える「縁の下の力持ち」としてしばしば評価されます。