サイクルヒット
説明
サイクルヒットは、一人の打者が一試合の中で単打・二塁打・三塁打・本塁打という四種類すべての安打を記録することを指す記録用語で、順番は問われませんが、どれか一つでも欠ければ成立しないため達成難度は非常に高いです。長打力と走力、さらに打席数や打順、試合展開など多くの条件がかみ合う必要があり、狙ってできるというより、好調さと運が同時に味方した結果として生まれる側面が強い記録です。あと一本で達成という場面になると、観客やベンチは大いに盛り上がり、打者もリスクを承知で二塁打を三塁まで狙うなど、普段とは異なる積極的な走塁を見せることがあります。一方で、公式記録では外野手の失策による進塁は長打として認められないため、記録員は打球の質や守備の動きを細かく判定しなければなりません。サイクルヒット自体に追加点が与えられるわけではありませんが、その日の試合を象徴する偉業として長く語り継がれ、達成した打者はファンやメディアから特別な称賛を受けることが多く、時にキャリア全体を代表する出来事として強く記憶されます。