野球ベア

左右病

読み: サユウビョウ

説明

左右病(さゆうびょう)とは、野球において「右投手には左打者、左投手には右打者を当てる」「ピンチには左打者に左投手をぶつける」という左右の打席のセオリーに首脳陣が過度に固執し、選手の実際の調子や相性、トータルの実力を軽視した選手起用を行ってしまう状態を揶揄する野球用語・ファン俗語です。一般的に打者は自分と逆の腕の投手の方が見やすく有利とされますが、選手個々のデータを見れば「左投手の方が得意な左打者」や「右打者相手に圧倒的な被打率の低さを誇る右投手」など、定説に当てはまらないケースは無数に存在します。セイバーメトリクスやトラッキングデータの普及により、左右の腕だけでなく球種別の相性や打球軌道、スピンの傾きなどを複合的に評価する現代野球においては、機械的な左右の当てはめに対する批判的な文脈で語られることが多い用語です。