オンデックサークル
説明
オンデックサークルは、次に打席へ向かう打者(ネクストバッター)が待機し、素振りやタイミング取りを行うための円形の区域で、ベンチ前のファウルゾーンに設けられます。ここで打者はバットの重さ確認、投手の球速への順応、変化球のイメージづくりなどを行い、打席に入った瞬間から迷いなくスイングできる状態を作ります。ただしファウルボールが飛んでくる危険があるため、安全確認は必須で、ヘルメットの着用や立ち位置の規定が大会ごとに定められることもあります。球場によってサークルの位置が近い・遠いなど差があり、投手によっては視界に入る動きが気になるため、打席方向へ過度に踏み出す行為が注意対象となる場合もあります。観戦時は、オンデックでの素振りの速さや間合いから、次打者の狙い球やコンディションを推測できることもあり、地味ですが情報量の多いエリアです。さらに、投手の投球テンポが速い場合はオンデックでの準備時間が短くなるため、次打者は早めに装備を整え、球種の傾向を頭に入れておく必要があります。試合終盤で代打が告げられると、オンデックでの素振りの内容がそのまま結果に直結することも多く、コーチが狙い球を短く伝える場面も見られます。ルール用語としては地味ですが、攻撃の「次の一手」を支える機能的な場所です。