先頭打者ホームラン
読み: セントウダシャホームラン
説明
先頭打者ホームランは、一回表または一回裏の攻撃で、一番打者が試合最初の打席で放つ本塁打を指す用語です。まだ両チームとも手探りの段階にある立ち上がりでいきなりスコアボードが動くため、攻撃側にとってはこれ以上ない理想的なスタートとなり、ベンチや観客の雰囲気を一気に明るくします。一方、相手先発投手にとっては、立ち上がりから強烈なショックとなり、「今日は厳しい試合になるかもしれない」という心理的プレッシャーを早い段階で与えられる結果になります。近年は出塁能力に加えて長打力も兼ね備えたリードオフマンが増え、初回から積極的に長打を狙うスタイルも一般的になりました。先頭打者ホームランを多く記録する選手は、試合の流れを読む力と一球目から仕留める決断力、さらに相手バッテリーの「様子見」を逃さない洞察力を兼ね備えた特別な存在として評価されます。また、シーズンを通して先頭打者弾を量産できる打者は、相手に「初回から全力で抑えないと危険だ」という意識を植え付けることができ、精神面でも優位に立ちやすくなります。ファンにとっても、試合開始早々に一気に盛り上がれる分かりやすいイベントであり、球場全体の空気を一瞬で味方側に傾ける力を持った特別なホームランと言えます。